〜カラダも心も整う“蒸し生活”〜
アラフィフになって、それまでの健康診断ではひっかからなかったコレステロール値の値が気になりだしたり、体脂肪が減りにくくなったり、脂っこいものを食べるとその後胃腸の調子が乱れたり、といろいろと気になることが多くなってきました。食生活には気を付けているつもりでも、なんらか改善したいな、と思い取り入れたのが「せいろを使った食生活」です。
シンプルなのに奥が深く、カラダにも優しい蒸し料理。最近は若い人にも“ヘルシー調理法”として注目されていますが、アラフィフ世代にこそメリットが満載。今回は、私のせいろ生活についてお伝えします。
1. 「せいろ」って万能。
せいろといえば、中華料理の点心や肉まんを蒸す道具のイメージが強くないですか?でも、実際は野菜・魚・肉・ごはん…あらゆる食材を“簡単に”美味しく“ヘルシーに”仕上げてくれる優秀な調理器具です。
水蒸気でじっくり火を通すから栄養が逃げにくく、素材本来の味を引き出すことができます。油を使わないので胃に優しいのも利点です。葉野菜、根菜、魚、肉、などいろいろ蒸して素材そのものの味を活かしながら、私は、ポン酢や、ミネラルの多い岩塩、コショウなどを添えて食べます。私が購入を長年躊躇していたせいろの取り扱いもやってみたら意外と簡単でした。もっと早くせいろ生活していれば良かった!と思う位、野菜の摂取量が簡単に増やせるので、アラフィフの食生活にピッタリな調理法なんです。
レンジでチンするのはダメなの?という声もありそうですが、ダメではないです。ただ、個人的に比較すると私はレンジよりせいろの方が、野菜の香りが立つ気がするのと、変に水っぽくならないのところで軍配が上がります。

2. 美肌・ダイエット・腸活にも効果的!
蒸し料理の魅力は、何といっても“低脂肪・高栄養”であることです。以下のような効果が期待できます。
●肌の透明感アップ:ビタミン類を壊さず摂取できるので、肌の栄養補給に◎
●むくみ・便秘解消:野菜中心で食物繊維が豊富。腸の動きも活発に
●代謝アップ:油を使わないことで消化もスムーズ。体が軽くなる実感も
とくにアラフィフになると、**食べ過ぎないのに太りやすくなる傾向**があります。私も、若い時ほど食べていない(というか気をつけているのに)、やはり代謝力が落ちているのか体脂肪が増えやすいんですよね。そんなときこそ、蒸し野菜や蒸し魚をメインにした献立は、満足感がありながら体に負担をかけない理想的な選択です。
3. 「手間がかかりそう…」と思ったら損!
「蒸し器なんて面倒そう…」と思っていませんか? 私は長年そう思っていました。蒸すところまではいいとしても、竹のせいろの手入れが大変そう、すぐダメなりそう、と思っていたんです。でも、実際は全然違いました
【私の場合の使い方】
・元々持っているお鍋に水を入れる。根菜類も5mm幅位の薄さであれば鍋底から10cm位の水で十分蒸せます。
・2段のせいろを使います。せいろ自体に肉や魚のから出た油がつかないように専用の使い捨てシートをひきます。1段目に小松菜などの葉野菜をカットしたものを敷いてその上に魚か肉を載せます。もう1段には、ブロッコリー(頻繁に食べたいので、業務用スーパーで冷凍ブロッコリーを買っています)やきのこ類、大根のスライスを載せます。
・蒸します。大体10分程度かと思います。時々蓋を開けて確認します。蒸し過ぎると葉野菜やブロッコリーのグリーンの色味が落ちてしまうので、適度に熱が通ったら火を止めて、せいろの大きさより少し大きめのお皿にせいろごと載せて、食卓へ。
・ポン酢にショウガをたっぷり入れたものや、オリーブオイルとミネラル塩で野菜を、魚の場合はそのままか、もしくはミネラル岩塩をつけて、お肉の場合はわさびをつけて、食べています。
後片づけは、シートを捨てた後、洗剤をつけないスポンジで軽く水洗いしてから、風通しの良い場所で乾かします。
帰宅後に、野菜類は簡単に切り、肉や魚は並べるだけという調理とも言えない位の短時間さで蒸しをスタート。その間にちょっとした片付けや、お味噌汁を作るなどします。最後の片付けまで含めても、とても楽で続けやすいのではまっています。
せいろを選ぶ時にそのサイズに対して悩みましたが、現在使っている21cmの2段重ねが1人ご飯でもりもり野菜を食べるのには良いサイズでした。他にもメインがあって、付け合わせで野菜蒸しを食べるという感じであれば2名用としても十分使えると思います。
【私が愛用しているせいろ蒸しグッズ】
【吉冨士工芸】 竹せいろ 2段 セット 蒸し器 中華 せいろ セイロ専用シート20枚付 (15cm鍋なし)
Aieve せいろ 蒸し板 蒸し器 中華セイロ受け台 15cm 18cm 21cm 24cm せいろ対応 ステンレス 階段式 20-24-27cm鍋対応 蒸し料理 せいろ 受け台
4. おすすめの「せいろメニュー」5選
せいろ初心者にもおすすめな簡単で「食べたくなる」レシピをご紹介します。
1. **蒸し野菜盛り合わせ**(ブロッコリー・人参・大根・じゃがいも)
→味噌マヨ・マヨさわび・ミネラル塩・オリーブオイルなどでシンプルに。
2. **鶏むね肉とレタスたっぷり蒸し**
→低脂質で満足感◎。ポン酢でサッパリ。
3. **鮭とキノコ類の蒸し包み**
→ホイルに包んでせいろで蒸せば、ふっくらジューシーに。
4. **なすとえのき蒸し**
→ なすの薄切りとえのきを蒸したあとに少量のごま油とラー油で香りづけ。
5.**豆付きもやしと豚ロース薄切り**
→蒸してからごま油・にんにく・しょうゆなど、もしくはポン酢。

5. せいろは“暮らしの質”も上げてくれる
実際にせいろを使い始めると、「生活が丁寧になった」と気がして食事の時の満足度も高くなります。
料理に“手間をかける”というより、“素材を慈しむ”感覚、道具を大切にする感覚、体が喜ぶものをたっぷり摂りこめているという満足感、アラフィフの今だからこそ、そういう感覚が気持ちを落ち着けてくれるのかもしれません。
竹の香り、立ちのぼる蒸気、ホクホクの食材…。そして、美味しい。心の満足度も、健康・美容へのサポートも、多角的に私に幸せをもたらしてくれたせいろは、大正解の買い物でした。簡単なお手入れをしつつ、長く使っていこうと思っています。
まとめ:せいろを使う暮らしは、美しさと健康への近道
忙しくても、疲れていても、せいろがあれば健康で満たされるごはんが簡単に作れます。道具も手頃な価格でそろいますし、見た目にも美しく、気分まで整います。
「老けたくない」「健康でいたい」「でも、無理したくない」
そんなアラフィフ女性にこそ、せいろはぴったり。蒸すだけで、カラダと心がじんわり整っていきますよ。
最近、一人ご飯の献立に悩むな・・・と思っている方、是非せいろ蒸しを取り入れてみてください!